「上の子がかわいくない…」
「ずっとかわいいと思えなくてつらい。いつ終わるの…」
いつか終わると思っていた「上の子可愛くない症候群」。
下の子が生まれるまでは、とってもかわいかった上の子なのに。
今は触られるのもイヤ。
このような状況が続くのは、本当につらいですよね…
私は2人目の産後から、3年間もがき続けました。
心が崩壊しそうでした。
つらい時期に集めた知識と実際の経験をもとに、上の子可愛くない症候群が長引く3つの原因と4つの解決策についてお伝えします。
暗くて長いトンネルのようですが、脱出できる日はきます!
そのカギこそ、下の子の成長とママの息抜き。
今日からできるをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
2人目以降であらわれやすい「上の子可愛くない症候群」とは
あんなに可愛かったはずの上の子。
なぜ「かわいく思えない…」となるのかお伝えします。
- 病気ではなく症状
- 年齢差が2歳以上であらわれやすくなる
- ママだけでなくパパがなることも
- 上の子にだけイライラする
上の子可愛くない症候群は、ママのせいや心の病気ではなく、「どうしてもかわいく思えない」という状態なのです。
下の子が成長すると、上の子可愛くない症候群から抜けられる
上の子可愛くない症候群が終わる時期は個人差が大きいです。
早い人で1~2ヶ月。
私は長引いてしまい、3年かかりました。
ここでは、上の子可愛くない症候群から脱出しやすいタイミングについてお伝えします。
- 上の子のイヤイヤ期が終わったとき
- 下の子の生活リズムがととのったとき
- 下の子が自己主張をはじめたとき
- 下の子がイヤイヤ期にはいったとき
「子どもたちの成長」が脱出ポイント
上の子が成長すると、あまり手がかからずお世話が楽になる
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そのうち下の子がイヤイヤ期に入る
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下の子へイライラすることがふえてくる
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「上の子の方が素直でかわいい」と感じる
上の子のイヤイヤが落ち着くころ、下の子の自我に手がかかるようになります。
すると、気がつけば上の子をかわいく思えない気持ちが薄れていくのです。
個人差はありますし今はしんどいですが、いつかは脱出できます
上の子可愛くない症候群が長引く原因3つ
ママの体や心に余裕がないときになりやすい上の子可愛くない症候群。
早く抜け出したいのに長引くと、焦ってイライラしますよね。
上の子可愛くない症候群が長引く原因は、以下の3つです。
- 赤ちゃんのお世話でママの体力・気力に余裕がなくなる
- 上の子が言うことを聞いてくれずストレスがたまる
- 上の子は(赤ちゃんより)しっかりしていると思い込み、現実とのギャップがある
3つの原因について、くわしく説明していきますね。
原因①赤ちゃんのお世話でママの余裕がない
赤ちゃんのお世話って、何人目でも大変なもの。
気力・体力・時間の余裕がなくなると、上の子へのアタリがきつくなってしまします。
授乳、おむつ替え、寝かしつけ、夜泣き対応、よく分からないグズリ。
寝返りで窒息しないか、頭をぶつけないか。
赤ちゃんのお世話は、目も手もはなせません。
そんな忙しいママが、さらに上の子にも気を配りお世話をする。
ママが忙しいときに上の子から「あそんで!こっちみて!」「抱っこしてよ~!」と言われるとイラっとしてしまいます。
余裕をもつのってむつかしいですよね
原因②上の子がイヤイヤ期や反抗期で言うことを聞いてくれない
赤ちゃんのお世話もあるのに、ちっともママに協力してくれない(ように感じて)上の子へのイライラがたまってしまいます。
上の子が2~3歳の場合はイヤイヤ期・5~6歳ごろは中間反抗期をむかえます。
「じぶんで」という思いが強いので、ママの声かけには「イヤ!」と反発することも。
いつも「イヤ」ばかり言われるとストレスですよね
原因③上の子がしっかりしているように感じている
赤ちゃんと比べてしまい、「上の子はしっかりしてる」と思っていませんか。
「上の子は、もういろいろできるはず!」
とママが思うほど、言うことを聞いてくれない上の子にイラついてしまいます。
ママに甘えたくて気を引く上の子に、「なんで赤ちゃんよりも手がかかるの」と思うことも。
ママの気持ちもよくわかります。
けれど上の子もまだ小さいんですよね。
できることもあれば、できないこともたくさんあります。
理想と現実のギャップがあるのかもしれないですね
理想と現実のギャップがあるのかもしれないですね
これからお伝えする解決策をとおして、等身大のわが子を受け入れていきましょう!
今日からできる4つの解決策
上の子可愛くない症候群から脱出するために、今すぐできる解決策を4つお伝えします。
- ママだけのフリータイムを満喫する
- 上の子と2人でデートをする
- コミュニケーションはまずハイタッチから
- 上の子の写真や動画を見返す
少しずつの取り組みで大丈夫ですので、心がけてみてください。
上の子可愛くない症候群から抜け出したときの体験談もまとめています▼
解決策①ママだけのフリータイムを満喫する
疲れると余裕がなくなるもの。
ママの疲れとストレスを癒すことが大切です。
ひとりで過ごす時間を作りましょう。
ひとり時間の楽しみ方
- 気がすむまで寝る
- カフェやランチに行く
- いつもは行けない場所へお出かけ
楽しみがあると、気持ちが切り換えられるもの。
パパやおじいちゃん、おばあちゃんにも相談してみましょう。
家族に頼るのが難しいようなら、一時保育やベビーシッターにお願いするのも手です。
ママが倒れないように、まずは自分を癒してあげてください。
解決策②上の子と2人でデートをする
上の子と2人だけでお出かけをするのもおすすめです。
下の子の面倒をみなくていいので、余裕をもって上の子の相手ができますよ。
ママを独り占めできるので、上の子も気持ちが落ち着くでしょう。
上の子の成長も感じられますね。
私は月に1回以上デートをしました。
デート中はおおらかな気持ちで過ごせて楽しかったです。
2人きりでのお出かけは、上の子可愛くない症候群から脱出する糸口になると感じました。
デート中にこの絵本を読むのもオススメです
ジャングルで生まれたあかちゃんゴリラの「ちびちび」。
家族はもちろん、森のみんながちびちびに夢中になります。
ちびちびがまわりからどれだけ愛されているか、あたたかいタッチでかかれた絵本です。
読んだあとに「あなたもちびちびのように愛されてるんだよ」教えてあげると、ママからの愛情が伝わりますよ。
今はうまく言えない気持ちを、絵本に代弁してもらいましょう
解決策③コミュニケーションはまずハイタッチ
ハグやふれあいは、良好な親子関係づくりに欠かせません。
とは言うものの、今はぎゅっと抱きしめるのに抵抗感がありませんか。
まずはハイタッチからでOKです!
「えらいね」や「大好き」と声をかけられるとさらにいいですね。
ママに見てほしい気持ちが満たされると、上の子は落ち着きます。
するとママも気が楽になって、余裕が生まれるでしょう。
まずはハイタッチでコミュニケーションをとってみてください。
解決策④上の子の写真や動画を見返す
上の子が赤ちゃん時代の写真や動画を見返すのもおすすめです。
いいお兄ちゃん・お姉ちゃんをしている姿の写真もあると思います。
忙しいと忘れがちな上の子の良さや成長を思い出せますよ。
写真や動画を見返したあとは、ちょっと優しい気持ちで上の子に関われるでしょう。
まとめ
「上の子可愛くない症候群」に悩むのは上の子が大切だから。
大切にしたいからこそ、今の状況が辛いのです。
けれども、なかなか終わらないと焦りますよね。
そこで今回お伝えした4つの方法で、上の子可愛くない症候群を乗り切りましょう。
- ママだけのフリータイムを満喫する
- 上の子と2人でデートをする
- コミュニケーションはまずハイタッチから
- 上の子の写真や動画を見返す
イチオシはデートです!
下の子の成長にともない、上の子可愛くない症候群はいつか終わります!
工夫しながらうまく乗り越えられると、上の子との親子関係が強くなりますよ。