園への行きしぶりがひどくて…
登園に前向きになれそうな絵本はないかしら
読んでみて、子どもを勇気づけられた絵本をご紹介しますね
満3歳で入園した娘の登園拒否もはげしかったです。
前日の夜から「あした行きたくない」とシクシク泣く。
朝はいつも大泣き。
大雨の中、家を出てすぐの道路でひっくり返ることも。
そんな娘にがんばる力をくれたのは絵本でした。
- ママからの愛情がつたわる絵本
- 行きたくない気持ちをえがいた絵本
- 子どもに勇気をくれる絵本
- がんばるママの心をほぐす絵本
絵本はママの愛情や子どもの気持ちを代弁してくれます。
読み聞かせを通して、子どもの背中をそっとおしてあげましょう。
ママからの「大好き」が伝わる絵本
まだまだ小さい子どもですので、ママとはなれるのは寂しくて不安なもの。
すこしでも心の支えになるよう、読み聞かせでママの愛情を伝えてあげましょう。
「大好き」の気持ちをストレートに表現した絵本がおすすめです。
深い愛情がつたわる「ちびゴリラのちびちび」
「ちびゴリラのちびちび」は、たっぷりのやさしさにつつまれて成長するちびちびを見守る絵本です。
ジャングルでうまれ、家族はもちろん森の動物みんなに愛されるチビチビ。
そんなチビチビと自分をかさねて想像しながら絵本をたのしむ子が多いです。
そして、自分もママにとても愛されていることに気がつきます。
この絵本を読むと、「あなたが大好き」の気持ちが子どもに伝わりやすいです。
ふんわり優しいイラストも素敵で、読んでいる私まで幸せな気持ちになれました
ママのギューでしあわせ気分「だいすき ぎゅっぎゅっ」
「だいすき ぎゅっぎゅっ」は、うさぎの親子の1日をえがいた絵本です。
朝おきたとき、あそんでいるとき、寝る前など。
いろんなタイミングでママが子どもを「ぎゅっぎゅっ」と抱きしめます。
同じタイミングで子どもをギューっと抱きしめると、とってもうれしそう。
とにかくひたすらギュッギュッできるので、たっぷりコミュニケーションがとれます。
登園前に「だいすきぎゅっぎゅっ~!がんばってね!」と、抱きしめながら声をかけるのが定番になりました。
すると、泣きながらですが「がんばる」と言ってくれることがふえましたよ。
やっぱりママのハグは効果大!
園に行きたくない気持ちを代弁してくれる絵本
幼稚園・保育園が好きじゃない、いやだなぁという気持ちも受け止めてあげたいですよね。
そんなときは、子どものかわりに「いや!!」を表現してくれる絵本がおすすめです。
思わず子どもも共感「ようちえんいやや」
名札、朝のあいさつ、クラス名。
いろんな場面でいろんな子の「いやや!」がでてくる絵本です。
ママからしたらささいなことでも、子どもにとっては一大事なのだと気づかされます。
絵本にあわせて娘も「いややー!!」とノリノリで言っていたのが印象的でした。
この絵本を読んでから、緊張や不安でカチカチだった心がほぐれたようです。
読み聞かせのあとは、「こんなふうに毎日がんばってるんだね~」と声をかけてみてください。
「うんうん!!」とうなずき、満足気な顔をしていました
登園しぶりはうちの子だけじゃない、とママの気持ちを安心させてくれる絵本でもありますよ。
子どもに勇気をくれる絵本
ママとはなれるのがさみしくて不安な子に、勇気をたっぷりくれる絵本をご紹介します。
自分とおなじように園生活をがんばる主人公や、がんばれるおまじないをかけてくれる絵本をおすすめします。
マネしてのりこえたい「えらいこっちゃのようちえん」
うまく言葉にできない子どもの不安な気持ちを、かわりに表現してくれる「えらいこっちゃのようちえん」。
はじめてのバス、はじめてのトイレなど。
幼稚園の生活はたのしいだけじゃない。
主人公の男の子が幼稚園でたくさんの困難や不安にであいますが、「えらいこっちゃー」と乗りこえていくお話です。
たいへんなこともいっぱいあるけれど、「えらいこっちゃー」でがんばる主人公が、ちびっこヒーローのようにみえますよ。
読んで1週間がたったころ、「えらいこっちゃー」と言いながら、泣かずに朝のお仕度をしていたので感動しました。
この絵本のおかげで、娘の心に勇気が芽生えたようです。
親子で「えらいこっちゃくんがんばれー!」と応援しました
勇気をくれるおまじない「だいじょうぶ だいじょうぶ」
主人公が不安なときはいつもおじいちゃんが「だいじょうぶ」と声かけてくれる。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」は、やさしく背中をおされながら成長する主人公を見守る絵本です。
緊張、こわい、不安なとき。
1人ではどうしたらいいか分からないけれど、だれかに「だいじょうぶ」と言われるとホッとしませんか。
パパママからの「だいじょうぶ」って、イチバン心強いエールですよね
「だいじょぶ」のおまじないがあればくじけない、という勇気がわいてきます。
後半は孫がおじいちゃんに「だいじょうぶ」と声をかけるストーリーで、涙なしではよめませんでした。
子どもには勇気のでるおまもり言葉、大人には感涙をくれる絵本です。
ママの心をほぐす絵本
登園拒否がつづくとママの気持ちもへこんでしまいますよね。
そんなときは、ママがもっている子どもへ深い愛情を思い出せる絵本を読んでみてください。
子育てはたいへんだけど、気持ちをあたらにがんばろうと思えますよ。
無条件の愛情を思い出せる「いいこってどんなこ?」
「いいこってどんなこ?」は、子どもをまるごと受け入れる母の深い愛情を感じる絵本です。
うさぎのバニーに「いいこってどんな?」と聞かれ「あなたらしくがいちばん」と返すお母さん。
泣いても、こわがりでも、怒っても、どんなバニーでも大好きだと言ってくれます。
私自身、子どもを丸ごと愛してぜんぶを受けとめてあげたいと思っている気持ちを思い出しました。
育児の忙しさで忘れていた気持ちを思い出せた絵本です
子育ての疲れが癒される「あんなに あんなに」
大人気絵本作家のヨシタケシンスケさんの絵本「あんなに あんなに」。
「あんなに○○だったのに もうこんな」のフレーズでストーリーがすすんでいきます。
大変なことやツライこと、うれしいこと。
たくさんの出来事があったのに、ふりかえると「あんなにいろいろあったのに まだたりない」となる場面に涙がでました。
いまは子育てが大変でも、将来愛しい思い出としてふり返れるようがんばろうと思える絵本です。
読んだあとは、スッキリした気持ちで子どもに向き合えますよ。
途中にあるイラストだけのページ。
そこで感じる切なさをぜひ体験してほしいです。
まとめ:子どもの心によりそえる絵本を紹介
登園拒否の理由には、不安や緊張、ママとはなれる寂しさなどがあります。
この記事では、園をイヤがる子どもの気持ちによりそった絵本を7冊ご紹介しました。
ママの大好きが伝わる絵本 | |
| ちびゴリラのちびちび |
| だいすき ぎゅっぎゅっ |
園に行きたくない気持ちをえがいた絵本 | |
| ようちえんいやや |
子どもに勇気をくれる絵本 | |
| えらいこっちゃのようちえん |
| だいじょうぶ だいじょうぶ |
ママの心をほぐす絵本 | |
| いいこってどんなこ? |
| あんなに あんなに |
ちなみに娘のお気に入りは「だいすき ぎゅっ ぎゅっ
そして私が登園拒否によい変化をくれたと感じた絵本は、「えらいこっちゃのようちえん
ぜひ絵本でホッとできる親子時間をつくり、子どもの心をほぐしてあげてくださいね。